※この記事は,ルネサンス以前に書かれた記事です.ルネサンス後に通用する場合は十分ご注意ください※
ギルクエ攻略第三ステージは,解法アルゴリズムの効率化です.
何か物事の改善をする時に,最初に必要なのは現状を正しく把握し,何をどう改善するかを明らかにすることです.可能であれば,数値目標が立てたいところです.なんでも数値目標が設定できるという訳ではありませんが,改善は常に具体的であるべきで,客観的な視点から何をどれくらい改善するかを定める必要があります.そうでないと後で何をしたのかが分からなくなるからです.
ということで,現状の確認をしましょう.
一手 | 二手 | 三手 | 四手 | 五手 | 六手 | 七手 | |
4カード | 1 | 1 | 1 | 1 | |||
3カード | 2 | 12 | 12 | 12 | 10 | ||
2ペア | 1 | 7 | 12 | 12 | 5 | ||
1ペア | 24 | 120 | |||||
ブタ | 8 | 16 | |||||
合計 | 1 | 1 | 4 | 20 | 48 | 152 | 31 |
この表は,CLEARまでの手数を表しています.例えば1ぺアの場合,五手で解けるのは24通り,六手で解けるのが120通り,ということを表しています.下の合計は,例えば三手で解ける組み合わせが4通り,五手で解ける組み合わせは48通り,という意味です.
この表からざっとわかることは,六手で解ける(解くまで六手かかる)組み合わせがダントツに多いということです.それは,そもそも組み合わせが一番多い「1ペア」のほとんどが六手かかるから,ということです.
ちなみに,次郎法V1における平均解法手数は,5.7手(算術平均)となります.まあ,最頻値を取って6手と言っても差支えないでしょう.
せっかくなのでグラフ化してみましょうか.
改善する余地があるとすれば,六手かかるワンペアがターゲットになります.これを五手に抑えれば,全体の平均も一手減らすことができそうです.
ということで,改善の目標は平均手数を五手以内とします.もちろん,最大で七手以内は絶対条件です.
※ギルクエ攻略サイトを見ていますと,「○名が正しい,○名が間違っている」というヒントを貰った後,「キャンセル」ボタンを押すことで,ノーカウントになるらしいですね.つまり,七手以上回答することができるそうなのです.ただし,七手を過ぎるとヒントがもらえなくなるそうです.ヒントが貰えなくても,五手目で三通りに絞り込んであれば,あとは順番に試すだけですから例え七手目で外しても,八手目でクリアは確実です.その意味でヒントがなくても何ら問題ないのですけどね.
で,今現在「最初に同じ色を四つ置き,当たった数を残して入れ替えてゆく」方法について解析を進めております.途中経過としては,ワンペアを五手で,という目標はいいところを突いていると言えます.ただ,やはりネックはブタの解法で,七手をオーバーしてしまいます.が,原理的に不可能なわけではありませんから,上手いやり方でブタを七手以内に抑えれば,平均五手以内という目標はかなり現実的と言えそうです.
次郎法V2に関しては追って報告を入れますので,乞うご期待!