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Channel: 次郎宗光の本拠地@WordPress
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特ダネビックニュース

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「かあちゃん,かあちゃん!」
「どうしたの,ジロー.」
「あのね,大ニュースだよ!」

「なんだい,馬くんが結婚するっていうのかい?」
「なんだ,かあちゃん,もう知ってるんだ.」

「えええええええええ!

馬くん結婚するの??」

「え?何?驚くところ違うでしょ,明らかに.」
「いやさ,まずはかあちゃんが軽くぼけておいてだね.」
「いや,ぼけなくて良いから.」
「それでジローが,んなわけないやん!ってのが普通の台本だろ?」
「いや,台本無いから.何言ってんの.」
「そっかぁ,馬くんが結婚ねぇ.大人の事情でもあったのかねぇ.」
「どんな事情だよ.聞いてないよ,そんなの.」
「で,相手は?ゆみんちゃんかい?」
「うわぁ,ベタ過ぎるよ,かあちゃん.もう21世紀なんだからさぁ.」
「じゃあ,誰なんだい?」
「イヴちゃんだってさ.」

「えええええええええ!

どんな大人の情事が?」

「かあちゃん,落ち着いて.事情でしょ,事情.意味深すぎるよ.」
「あああ,驚き過ぎて間違っちゃった.」
「間違わないよ,普通.ま,ぼくもびっくりしてお祝い言い忘れそうになったけどさ.」
「まあ,おめでとうだねぇ.お祝いしなきゃ.いつ結婚するんだい?」
「まだ決めてないって.イヴちゃんご飯オチでその話はまだしてないって.」
「・・・ジローの話はいつもリアルティがあるねぇ.」
「いや,いつも正直だから.嘘つき小僧みたいに言わないでよ.」
「で,お前はそれで良いのかい?」
「ん?何が??」
「お前もイヴちゃんのこと好きだったんじゃないのかい?」
「何それ?知り合いでもないし,会ったこともないんだよ.」
「ジロー,かあちゃん知ってんだからね.お前がこっそりイヴちゃんの日記を・・・」
「だからやめてって.公開ブログなの!誰が見ても良いの!!」
「まあ,猫も王様を見れるって言うからねぇ.」
「・・・酷い言われようだな.」
「じゃあ次はお前が結婚する番だねぇ.」
「いや,そんな順番無いから.」
「お前も,最近仲良しの子がいるんだろ?かあちゃん知ってんだから.」
「えぇ~,違うよ~,別に,そういうんじゃないよ~」
「誰だっけ?ほら,あれ.」
「やめてよ~,違うよ~」
「ほら,あれだ,ミトスちゃん.」

「いや,ミトスくん男だし」

「男?ジローは男の子が好きだったの!」
「いや,そうじゃないから.」
「良いんだよ,それがお前の気持ちなら.かあちゃんも腹を括るよ.」
「だから違うって.」
「あれも違う,これも違うって,じゃあ,お前は誰と結婚するんだい!」
「逆ギレ?結婚しないって言ってんじゃん!」
「お前はね,いっつも変態みたいなことばっかりしてるから,できないんだよ.」
「してないよ,やめてよ.イヴちゃんの日記は公開ブログなの!」
「そればっかりじゃないよ,お前は前のギルドのギルマスの結婚式で」
「何だよ,それ!」
「みんなの前でパンツ一丁になって飛び跳ねてたじゃないか!」
「式用のスーツ,20分で消えちゃうんだから仕方ないじゃん!クマ吉みたいに言わないでよ!!」
「たまに風呂上がりみたいに腰にタオル巻いただけで表歩いてるだろ!」
「シャア専用斬り賊は,回避タオルが標準なの!」
「分かったわよ,で,馬くんの披露宴は,いつなの?」
「だから,まだ決まってないって.決まったらギルチャでアナウンスするよ.」
「なるほどねぇ」
「何?」
「馬くんとイヴちゃんの結婚式に出席したいあ・な・た,今すぐ馬牧場に加入のお手続きを.」

「営業かよ」

スチャラカチャッチャッチャ~ン(おんぷ

※もちろん,馬牧場に加入していなくても結婚式には出席できます.ご両人から直接招待状を貰って下さい.次郎からの斡旋はありません.


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