以前より気が付いていたことですが,Windows Live Space から移行してきた記事の画像が,酷く劣化しています.たぶん,移行時にコンバートがかかって品質下げられたのでしょう.おかげで,文字や線がぼやけてしまいました.三次転職の時の転職官の台詞や装備品のステータスのSSなど,文字を読ませたい画像で文字がぼやけては意味がないので随時再アップロードしていきます.
なぜそういうことになったのかというと,これは次郎の推測ですが,Word Press の提供する容量がたった3GBしかないからだと思います.Windows Live Space (正確にはWindows Live SkyDrive)の容量は25GBですから,Windows Live Spae の画像をそのまま移行すると Word Press 側の容量をオーバーする危険があります.そこで画像の品質を下げてファイルサイズのスリム化を行ったのでしょう.
ハイハイ.ここは突っ込みどころですね.Word Press の3GBを「たった」なんて言ったら罰があたりますね.無料ですから,十分に多い部類に含まれますよね.もっと少ない容量しか提供していないところの方が多いくらいです.しかし,たぶん業界最大容量を誇る25GBの Windows Live Space ユーザーの受け皿になるには,「少な過ぎる」としか言いようがありません.相手が悪いです.
まあ真相はMicrosoftの味噌汁,もとい,Microsoft「のみぞ知る」ですから,ここでは棚上げにしますが,そういう事情ですので再アップロードします.もっとも,次郎の「へたれブログ」で使用している画像を全部集めて30MBにも達しません.なので,そのまま移行してくれても良かったと思うのですがねぇ.
その際,ちょいと仕様変更をしてみようと思います.
これまでの仕様では,画像はサムネイルと原画の二枚をアップロードし,原画へのリンクをサムネイルに張るという前世紀からの標準仕様を採用していました.古くから受け継がれているものにはそれなりに理由があるもので,そうするだけの合理的な理由がちゃんとあります.一番の理由は,ページ表示速度を向上したいというものです.回線の遅かった頃は深刻な問題でした.高速回線当たり前の現在でもページ表示速度は速いに越したことはありません.
しかし,今回それを見直そうと思います.ここはWindows Live Spaceではないわけで,徐々にWord Pressに合わせていかなくてはなりません.
- そもそも,次郎は必要十分なサイズにトリミングした原画を用意しているので,例外的な少数の画像を除いて原画=サムネイルだった.つまり,サムネイルとは名ばかりで,本来のサムネイル (縮小させた見本)ではなかった.
- せめて画質(JPEG画像の品質)を落としてファイルサイズだけでも縮小すればサムネイルとしての存在意義も出てくるが,画素数はそのままで文字がぼやけたSSにサムネイルとして表示する意味が見出せない.
- 「サムネイルで文字がぼやけるのが嫌なら,ぼやけないところまで画質を落とせば良い」とも考えたが,「最初からその画質で原画を用意すべきだ」と考えると,なおの事サムネイルは不要になる.
- Windows Live Spaceでは,原画の表示がインラインフレームだったので,視覚的効果の要請からサムネイルと原画を区別する意味を見出せなくもなかったが,Word Pressではインラインフレームではないのでそのラインでも区別する意義が見いだせない.
- アメブロでは,原画表示がギャラリーになっており,ああいう機能を活用できるならサムネイルを貼る意義は大いにある.Word Pressでもそういう機能がありそうな匂いがしているけど,現時点では未確認.
- タブブラウザが主流の今日において,別窓が別タブなのか本来の別窓なのかを決めるのはブラウザとユーザー設定である.原画を開くのが別窓であるべきか同一窓であるべきかを判断するのが難しい.というか面倒くさくて考える気もおきない.ポップアップ窓はほぼ確実にブロックされるので論外(インラインフレームはどうも好きにはなれないが,窓の心配から解放してくれる意味合いはあった).
- 関係ないけど,Chromeは早くマウスジェスチャ機能を標準で搭載しろと.
現在のほとんどのブログのオンライン編集では,画像の投稿時にデフォルトでサムネイルを作成していると思います.確かめたわけではありませんが,多分そうです(もし間違いなら,その方が嬉しいくらいですが).まあ,正直な感想として言わせていただくと,最近のデジカメで撮った2M,3Mという巨大画像を何も考えずにそのままアップロードしようとする輩が後を絶たず,一部しか表示されねーだの表示がおせーだの相手をするのが面倒くさいので,先手を打ってるように思います.これでは高速回線が普及してもご利益がありません.
いくら高画素数のワイドモニタが普及したとはいえ,ブログに掲載する画像は(3列大好きの次郎ならなおの事)せいぜいVGAサイズが上限なわけで,だったらきっちりトリミング・リサイズした原画を管理された品質でHVGAやQVGAで提供するのが良い設計だと思います.それに更にサムネイルをくっつける意味ないでしょ.
しかし,何もサムネイルそのものを否定しているわけではありません.だって現在でも必要不可欠ですもん.それにサムネイルを使用しないことが良い設計だなんて,とても思えません.サムネイル表示という【技巧】を最初に考え付いた人は,読者に「より良い画像情報」を提供するための工夫を考えていた筈ですよね.それを考えるということは,技術が進んだ現在でも等しく言えることです.単純にサムネイル貼れば良いとかいうアホな話ではないし,単純にサムネイル止めれば良いとかいうバカな話でもない.
読者に「より良い画像情報」を提供するための方法を考えて,できることをやります.Word Pressへ移ったことで,これまで採用していたベストと思われる方法とは異なる方法になることもあるでしょう.
と,そういうことです.