※この記事は,ルネサンス以前に書かれた記事です.ルネサンス後に通用する場合は十分ご注意ください※
「シーフードが食べたい」のクエストを完了すると発生します.
「シーフードが食べたい」の完了時に,ダークロードに指示されたところに行くと,この男がいます.
図:カンデルン
場所は,エリン森の「岩山入口」です.入口っていっても,どんつきですけどね.つまり,岩山から先には行けないので,岩山入口が行き止まりってことなんでしょう.
前回は全ショットSSを貼りましたが,今回はテキストをおこしてみました.
カンデルン「そこの君! 共に良い村を開拓する為の土地を探してみないか?」
サブロー「こんにちは.あなたがカンデルンさんですか?」
カン「おお・・・こんな遠くまで来れたということは,君はかなり強い戦士のようだな.共に良い村を開拓する為の土地を探してみないか?」
サブ「いえ,そういうのは結構です.」
カン「良い村を開拓するためとはいえ,この険しい地に長くいるとさすがに疲れがたまってくるな.」
サブ「大変なお仕事ですね.」
カン「何か気分転換ができればまた気合を入れなおす事もできるが,成すべき事を放り出す訳にもいかない.せめていつも食べているものとは違う料理でも食べられれば良いが・・・.」
サブ「ずいぶんお疲れのようですね.」
カン「ははっ,らしくもない弱音を吐いてしまった.ああしかし,昔食べたフカヒレ料理の味が懐かしくなってきた・・・.冷凍フカヒレで作るスープはとても美味いんだ.毎日イノシシの肉ばかりだと,たまに無性に食べたくなる事がある.」
サブ「冷凍のフカヒレ?」
カン「冷凍フカヒレはコールドシャクラーというサメから採れるそうだ.あのフカヒレで作った料理は今なら100個分でも軽く平らげられそうな気分だよ.まあ,ここにありもしない物の話をしても仕方ないな.気合を入れなおさなければ・・・よし!」
なるほど.開拓の仕事も大変ですね.ダークロードに頼まれた訳ではなく,うちの好き勝手にフカヒレを集めてみましょうか.
そのフカヒレの入手方法ですが,フリマ深海へ行きましょう.
- コールドシャクラー
- Lv107
- 経験値:青タコよりも少し多いくらいで,レベル相応.1,550弱.
- 場所:アクアロード,難破船の墓.深海の一番奥.
- 攻撃:Sレイのみ.聖弱点なし.5~7発(目安).テレポートマスタリーも少し使える.
- 被ダメ:700弱くらいと思ってればおk.MGかけるから関係なし.
- 注意:特殊攻撃でスローをかけてくるが,特に危険はなし.一緒にいるシャクラー(Lv105)がスキル解除をかけてくるので,そっちに注意.この攻撃の被ダメは1,000を超える.HPが2,000を越えていなければ二発目で墓確定.危険なのはシャクラーの方.
サブローは,このスキル解除で三回墓落としました.一回目は,突然墓が落ちてきて,何が起きたか分かりませんでした.二回目,スキルが全部切れていることに気が付き,その直後に墓落としました.狩りに夢中になっていると,スキルが切れているのに気が付かないことも,まあ,あるにはあるのですが・・・と,考えながら狩りをしていたら,
待てよ?
テレポートマスタリーまで切れてたぞ.切れるわけないじゃん,オンオフスキルが.
ここで,やっとスキル解除を食らったことに気が付きました.
その時点では,シャクラーとコールドシャクラーがスローとスキル解除をかけてくることまでしか把握しておらず,レベルの低いシャクラーがスローで,レベルの高いコールドシャクラーがスキル解除だと,そう思い込んでいました.で,慎重にコールドシャクラーを狩っていたのですが,シャクラー相手に隙ができてスタンし損ねて反撃食らった時,本当に気を付けるべき相手が何かを知り,そして,0.5秒後の自分の運命も知ったのです.それが三回目の墓でした.
図:シャクラーの特殊攻撃
こういう間合いで常に戦えるなら,さすがにヘタレなサブローでも特殊攻撃を喰らうことはまずありません.が,このマップでは狭い棚に何匹か固まっているところにテレポートマスタリーで殴り込みをかけて,そのままSレイで畳み込む闘い方が基本になります.マスターシーフでいうなら,アサルターで飛び込んでシーブズ連打ってな具合ですね.そういう乱戦だと,何匹スタンし損ねたかが画面上で分かり難く,反撃を喰らい易くなります.また,下手におはぜに囲まれると,おはぜが盾になってシャクラーに攻撃が当たらなくなり,もたもたしてるとシャクラーのスタンが解けて反撃を喰らい易くなってしまうのです.
また,敵が固まっているところへ飛び込むため,敵の反撃も至近距離から喰らいます.そのため,エフェクトが見え難く,特殊攻撃を喰らったことそのものが分かり難いのです.さらに言えば,コールドシャクラーのスロー攻撃のエフェクトが大きく派手で目立ち易く,また,スローにかかったエフェクトも頭上で目立つように立つために,分かっていてもそちらに気を取られがちなのです.
戦いの中で敵を知り戦い方を学ぶってのも,そこそこ面白いものですね.事前に攻略サイトで調べておけばすぐに分かることですけど,たまにはこういう狩りも面白いです.
サブ「カンデルンさん.」
カン「我々と共に村を開拓する気になったかい? むっ,君が持っているそれは冷凍フカヒレではないか!」
サブ「ええ,深海に用があったのでそこで入手しました.あなたの好物でしたよね.」
カン「という事は彼が持ってきたシーフードバターソテーも君が・・・? いや,先程ロードが訪ねてきてな.詳しい事は聞けなかったがシーフードバターソテーを置いて行ったんだ.これも君が持ってきてくれたものだったんだな.」
サブ「ロードがシーフードバターソテーを?ええ,確かに私が持ってきたものです.」
カン「君から貰ったものはキャンプの皆にも配っておこう.皆喜ぶだろうな.あぁ,久々にフカヒレ料理が食べられると思うと・・・いかんいかん,つい気が緩んでしまいそうだ.これはお礼だ,冒険の役に立ててくれ.」
図:クエスト~フカヒレが食べたい!
BB前と比べたら,報酬の経験値が増えています.これをきっかけにクエストを楽しむ人が増えてくれれば嬉しいです.
しかし,ダークロードもやることがニクいですね.「彼の様子も見てやれ」って,カンデルンもシーフードを食べたがっていることを知ってたんでしょうね.それで,サブローが渡したシーフードバターソテーも,そっくりそのままカンデルンに上げてしまったのでしょう.ダークロード自身もシーフードバターソテーを食べたかったに違いありませんが,気が滅入っているのが自分だけではないことも分かっていたはずです.ああいう性格だから,自分ではキャンプの皆にシーフードバターソテーを配ることができずに,訳も言わずにカンデルンに預けたんでしょうね.まあ,大人になって友達がいないってのは,そういうことです.
ま,これでカンデルンが手土産を持ってキャンプに戻れば,シオンにも少し笑顔が戻るかもしれませんね.ロハやドルも,ヘレナ様を囲んで皆一緒に久しぶりの明るく楽しい夕食になるのでしょうか.でも,ダークロードは,その輪の中には入れないんでしょうね.孤高の盗賊なんて,そんなものです.